この週末も、息子の受験の関係であっちこっちと出歩き、かつ、今日は自治会の広報委員の仕事で月に一度の広報誌の配布作業。これが、積上げると1メートルにもなる広報誌が毎月末に横浜市からどどーんと届き、約20班の班毎に、世帯数分部数を仕分し、班長宅に配布して回るという重労働。1km四方ほどのエリアで20件の班長宅を効率よく回るために、一筆書の要領で最適ルートを事前検討。最初は2時間近くかかったが、半年過ぎて慣れてきたため30分もあれば配布し終るようになった。それでも、仕分してから配布するまでは、半日がかりの重労働。これをボランティアで2年間も毎月やらなければならない。なかなかにしてしんどい。
ってことで、今週末は、ほとんどパワコン開発は進展せず。それでも、机上検討はできようと言うことで、薄膜型太陽光パネル向けの回路を設計した。今までは、シャープの単結晶タイプで、起電圧が30V程度だったのだが、台湾製の薄膜タイプは最大電圧85Vと非常に高い。当然、回路も相応に設計し直さなければならない。
と、机上で計算を始めたところ、そういえば、LTSpiceというシミュレーションソフトがあることを思い出した。Spiceというアナログ回路シミュレータソフトは30年ぐらい前にMITだかで開発されたもので、それが延々と拡充されている。しかも、フリーで公開されていたりする。ただ、日本のデバイスのモデルファイルがあまりないので、自分で作らなければならない。
有名どころの2SC1815やA1015はネットから見つけてきたのだけど、2SJ334というパワーMOSFETのモデルがなかなかみつからない。それでも、いかがわしそうなものが見つかり組込むと、やはりエラーで動かない。怪しそうなパラメータを修正し動作確認するという作業を繰返し、何とか動くようになった。
さっそく、FETドライブ回路をシミュレートしてみた。すると、先日、抵抗値をいろいろと変えながらオシロで確認した波形が、概ね同じように表示されるではないか。立上がりのオーバーシュートはあまり再現されないが、おおよその波形は確認できそうだ。
モデルファイルを準備するのが面倒で今までは使わずに来たが、これは、なかなかよさげな様子。これで、少しは開発効率が上がるかも。。。特に、実際の部品の差替えやプローブを当てる作業がないので、部品を壊すリスクも無いところがGood。早く使えば良かった。。。。
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コメント：
Ｊ．Ｎ：2時間が30分になったのは、 巡回セールスマン問題が解けたからでしょうか。 2012/10/29 0:11
創結マスター：最初は住宅地図でお宅を探しながらでしたが、さすがに6回目ともなると覚えましてん(^.^; 2012/10/29 7:49
Ｋ．Ａ Spiceのフリーソフトなんてのがあるのですね。MITじゃなくてバークレーでは？ 2012/10/30 3:09
創結マスター：もう? Ｋ．Ａさんいけず?！Spiceはバークレーでしたね。
リニアテクノロジーが無償のLTSpiceというツールを提供しています。有難いことです。 2012/10/30 13:47
Ｋ．Ａ：すんません、言わずもがなでした。それにしてもフリーソフトおそるべしです。 2012/11/3 0:21
