リビングのシーリングライトを修理したばかりだというのに、再び不具合発生。しかし、今回の不具合は先のものと全く違う症状。
点灯してからしばらく時間が経つと、照明が瞬き始めるというもの。一度スイッチを切って、再度入れると点灯するものの、やはりしばらくすると瞬く。再現性はある。
原因を考察。
過去に、オフグリッド直流電力システムの電圧が振れる(ある電圧間でスイングする)現象が出たことがある。バッテリコントローラとソーラーμMPPTの電圧制御で、充放電切替がうまく移行せずに充電と放電が行ったり来たりしてしまう現象。バッテリコントローラとμMPPTの電圧制御サイクルが同じ周期で制御していたことによるものと判明。周期をずらすことで終息させることができた。
今回もそれと同じか・・・?と思い、制御周期を変更させてみたが、症状は収まらず。別原因のようだ。
そういえば、μMPPTのコイルのインダクタンス抜けという現象がこの酷暑の中で複数発生した。今回の制御基板では、これまでいくつも作り直してきたコイルを使いまわしている中古品だ。もしかして、インダクタンス抜けによる容量飽和が起きた?80kHzでPWM制御しているが、クロックに合わせて飽和と不飽和が急速に切り替わる現象が起きる。
それが原因なら、瞬く現象とも合致する。

コイルを基板から外してインダクタンスを確認すると、100μHのコイルのはずが、50μHしかない。やはり原因はこれか!!基板を確認した時に、コイルの下部が熱で変色しているので、もしやと思ったが、やはりコイルの不具合だったか。
コイルなんて壊れるところがなさそうなのだが、意外と高温で不具合が生じることがあるようだ。物理的にコアが劣化することはあまりなさそうに思えるのだが、電線の抵抗値は問題なさそうなのでコアに原因があることは確かなようだ。
おそらくはこれで不具合は解消すると思うが、続けて異なる不具合が起きたので、少し気を付けて様子を観察しよう。


