今回は、少々趣を変えて、少しばかり「おとな」の世界についてご紹介をしてみたいと思います。那覇で夜の街と言えば「松山」。那覇市を貫く58号線の久茂地と反対側の海側の一角になる。

私が沖縄で仕事をしていた当時、沖縄サミットの会場にもなった「万国津梁館」で会議が開催された。万国津梁館はザ・ブセナリゾートという西海岸のリゾート地の一番北側に位置する場所にある。会議には本土からも多くのVIPが訪れた。会議は粛々と執り行われ、夜の部へと進むのであった。
私は沖縄オフィスの所長として接待をしなければならない。が、VIPの一人は会議にコンテンツを提供してくださったりんけんバンドの生演奏を聞きに行くという。私は、一足先に那覇に戻り、別途合流するVIPを出迎えることとなった。
VIPを接待で迎える場所は・・・那覇と言えばやはり松山しかない。かといって、ふだんお金のない私が、頻繁に出入りできるところでもない。私に紹介できるお店など皆無である。と、沖縄通のVIPが自らお店を指定した。
「*なみ」という。どんなお店かと問うと「割烹キャバクラ」というこたえが返ってきた。果たしてどんな店じゃい???? 想像もつかないまま向かうこととなった。
最初に迎えたVIPは、空手の達人というK大学の教授に、N会社の所長。所長は現在の私の直属上司にあたる。
店のたたずまいはまさに高級料亭。ただ、ちょっとこぢんまりしているか。純日本風の店内で奥の小振りのお座敷に通された。ほどなくママが挨拶に見えた。
今ひとつ盛り上がらない中で、何故か私がやり玉に挙げられ、二人のVIPに教育的指導(つるし上げとも言われる)を受けることに。なんでこうなるんやぁ。。。。と、思いつつ時間の過ぎるのをひたすら待つ。
しばらくすると、りんけんバンドを見に行っていたT大学の教授が到着した。
それをきっかけに場がにわかに盛り上がることに。。。。つづく。。。。


