寒い夜を温かく過ごす

昨晩は、弘前の木枯らし吹きすさぶ駅前に放り出されて、右も左も分からずに、閉店しかけのお店のおねえさまに方角を聞いて、ようやくホテルにチェックインしたのが20時過ぎ。

ただ、思ったよりも弘前の駅前は、開けていたので、食べるところは何とかなるだろう。ホテルの地図があまりにもいい加減であったことは、何とかしてもらいたい。ちなみに泊まったのは弘前プリンスホテル。西武とは何ら関係のなさそうな地元のホテルのようでした。

ホテルのフロントに、お勧めのお店を聞くことにした。
創結マスター「この近くでおいしいお店を紹介していただけますか」
ホテルマン「中華料理屋はですね・・・」
創心の声『なんで弘前まで来て中華を食べにゃあならんのか。』
創「地元の料理を食べさせてくれるところを教えていただけますか。」
ホ「それでしたら『山唄』はいかがでしょう。このお店は三味線を聞かせてくれるところで、確か地元の料理もあったはず・・・・」
創『おいおい、客のニーズを把握できないで客商売が務まるのか?』
創「はいはい。ありがとうございました。」
創『自分でさがそ』

ということで初めて来た弘前で一人でおいしいご当地料理が食べられるお店を探すことになったのでした。

ホテルを出たところに、ひなびた居酒屋が1件。ちょっと心を動かされたのだが、もうちょっと探索してみることに。こういうときには、インターネットはあまりあてにならず、ひたすら自分の嗅覚を信じるのみ。

まさか、こんなところに来てチェーン居酒屋に入るなどとお馬鹿なことはする気にもならず。駅に方にプラプラと歩いていく。

雨で冷やされた街角を通る人影はまばらで、普段喧騒の都会に住んでいるこの身からすると、少し心細い。

行く手に赤提灯が見えた。なぜか、ここしかないという気にとらわれ、ふらふらと玄関をくぐった。店の名前は「松の木」。

翌朝の松の木。夜のような引き付ける神通力は見られないが・・・

右手にカウンタ5席、左手と奥に、ちょっとした座敷がある小さな店内。カウンタの手前側には、常連らしき男女が陣取っている。

一人であることから、当然カウンターに向かう。女将さんに勧められ奥から2番目の席に座り、メニューを眺めていると、男性が1人入ってきた。常連の友人らしく、カウンタに座ろうとしたため、私は一番奥の席にずれた。

お勧め料理から、ホタテのお刺し身とカレイの煮つけを注文。当然生ビールも。ホタテは絶品。貝柱の歯ごたえは、冷凍ものにはない。ひももこりこりした歯ごたえが楽しめかめばかむほど味が出る。

ビールを飲みながら一人にんまりとしていると、常連さんのグループから冷ややっこが差し入れされた。最初からいた常連のおっちゃんは、豆腐やの社長とのこと。大豆の味がしっかりする豆腐だった。

これはお酒を飲まずにいられない。豊盃(ほうはい)という地酒を勧められた。田酒は、知名度が上がり、最近は地元では手に入りづらくなったとのこと。最近人気上昇中の豊盃も、からくておいしいよというので、さっそく注文。

コップからあふれて下皿にまでなみなみと注がれたお酒は、もうそれだけでおいしそう。のんべらしく口を近づけて一口すすると、田酒にも増して濃厚な味。辛い!でも旨い!

今度は、漬物が差し入れされてきた。これ分かるかといわれつつ、口にすると、大根のようだけど、もう少ししゃっきり感があるこれまたお酒にあう味。地元では何とか芋(さくら芋?)という。

さらに、粕漬を白菜で巻いたものやカブをシソでつけたものなど。これぞ、酒を楽しむための漬物オンパレード。田酒まで注いでいただき、ただただ感謝。

それからは、常連グループに加えてもらい、常連のおばちゃまが好きだという「菊盛(きくもり)」というお酒を2合徳利でたのんで、グループにご返杯。

これまた、さらに濃厚な辛口。ぴりりと引き締まった味で寒さも忘れるってものだ。

後ろでついていたテレビでは、サッカーが勝ち、バレーもリードしている。

私の隣の空いた席にマスターが加わり盛り上がった。女将さんには、同窓会みたいだなどと言われたが、確かにそんな盛り上がり方だった。

ひとしきり飲んで食べて、そろそろ夜もふけて来たので勘定をすると、なんと・・・たったの3760円!! 思わず、本当にこんなんでいいのですか。と尋ねると、マスターは「うちは明朗会計」とのこと。

楽しいひとときのお礼を述べてお店を後にした。次回も来よう!
ということで、弘前、一気に気に入りました。

コメント

T.S:どこにいっても、いいお酒飲めるのねー☆
    これって、創結マスターの人徳?
    あっ、きっと守護神はバッカス?

IKS:いいですねー。
    美味しい料理、美味しいお酒、そしてあったかいお店。
    これだけ揃えば、次回来る時も大いに楽しみですね。
    それにしても、初回でこういうお店に辿り着けるとは、いい嗅覚です!

NBN:お漬け物になるなら、「きく芋」かなあ。
    もお。 濃厚な辛口ですって?気絶しそう~にうらやましい。
    そのうち、ぶらり居酒屋旅なんて執筆いかが?

創結マスター:のんべぇのみなさま
    暖かいコメントどうもありがとうございます。(~_~)
    気合い入れて良い店探すぞ~~と言うときは、意外と良い店にあたります。
    新橋の「ちばりよ~」マスター北谷出身、ママさん沖縄美人。気が向けばマスターとママの生演奏有り。
    溝の口の「茂々」ママの恵子さん美人。でものんべぇ。残波のボトルがいつも入っています。
    那覇の「さかえ」言うに及ばず。。。
    那覇の「古都理」しかり。。。。
    ここに、弘前「松の木」が追加です!

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