FMモジュレータ開発(14) PCBA問題点

FMモジュレータで初めて基板量産に踏み切った。

これまで、OEM向けのバッテリリフレッシャではケース及び基板をフルで台湾で2000個の量産をしたことはあるがOEM先から受注して精算だったので自分たちにリスクはない条件だった。

今回は、基板とケースを別々に発注して自分で販売することを想定しているので、うまくいかなければ全額損失になってしまう。

しかし、リスクを冒してでも前に進まなければビジネスに発展はないと覚悟を決めて基板の量産に踏み切った。と、言っても注文数は100個に過ぎないのだが。諸々の検証や不具合を想定してトータル125個生産した。調達先はいつも試作基板を注文している中国深センのSeeedStudioのFusionPCBだ。

注文後、1ヶ月ほどでできてきた。さっそくできた基板を確認して、大きなミスを犯したことに初めて気付いた。

上記写真の矢印の砲弾型LEDは2色に光るタイプである。端子数は3本。部品リストを作成する際に、何とカソードコモンとアノードコモンを間違えて部品選定してしまったのだ。気付いた時にはすでに遅し!絶望感。。。。。

しかし、頭を抱えていても始まらない。何とか無駄にしない方策を考えなければならない。LEDだけ正しいものを購入して差し替えればよいのだが、LED購入代金が余分にコストにかかってくる。しかも、基板から3端子のLEDを外すのは意外と面倒で、基板上のパタンを切ってしまうリスクもある。もう少しコストがかからず基板も傷つけない方法はないか。

今のLEDを活かすとすると、当然回路はそのままでは使えない。回路の修正を容易にするにはミニルーターという簡易ハンディドリルが便利。プロクソンのミニルーターMM100は持っている。

これで、基板のパタンをちょっと削り、配線材で別回路につなげればLEDはそのまま利用することが可能だ。ただ、端子の正負が反転するので、プログラムで論理を反転しなければならないが、幸いCPU制御をしているのでそれはたいした手間ではない。

ということで、125枚の基板を手作業で修正することとした。コリコリ削って、ジャンパをはんだ付けしてとそれなりの手間はかかるが、私の稼働以外にはコストはかからない。

と、そんな作業をしていると、更に基板の不具合を発見!

LEDの配置が低すぎて左の端子が中央の半田パタンに接触をしてしまっている。LEDをはんだ付けする際の高さの指示が具体的ではなかったためである。初めてのPCBA(部品実装)あるあるである。今後はこういった点にも注意することを肝に銘じるとして、今回は自分で修正しなければならない。基板を確認すると、すべての基板で港ではなく、そのまま使えそうなものの中にたまにシュートしているものがある。比率は3~4割といったところ。

地道に修正作業をしていると、作業中にLEDの端子がもげてしまう現象発生!えっ、こんなやわなLEDあり得んじゃろ!!と悪態ついても始まらない。部品選定の際に単に安い部品を選んでしまったことによる。きちんと信頼が置けるショップを選ばなかった私のミスになる。あれもこれも学習することばかりである。

結局修正作業の途中で壊れてしまったLEDがこれだけ。さすがにこれらはどうしようもないので、別途購入して代替させることとした。

こうして多くの経験と学習を経て何とか125枚の基板を使える状態にすることができたのでした。

ふ~~~~~っ・・・・

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