気象観測装置開発(1) ことのはじめ

知人経由で株式会社日本環境調査研究所というところから、ドローンに搭載できる小型の風速計の開発可否について打診された。ドローン搭載という条件だと小型軽量かつ省電力という条件が付きそうだ。

温度、湿度、気圧は小型のモジュールが多数商品化されているため、それらを利用すれば難しくはなさそうだ。それらに対して難しいのが風速風向計。風速計と言えば風見鶏と複数のしゃもじ様のもの(風杯型風速計と言うらしい)がくるくる回る装置を思い浮かべるが、そのようなものを動くドローンに搭載しても正確に測定できるとは思えない。

風速計について調べてみると、主だったものだけでも「風車(ベーン)式」「風杯型」「熱式」「超音波式」等があるようだ。これらの中で風速だけではなく風向も測定できるものというと「超音波式」になるようだ。それ以外の方式は別物で風向を測定しなければならない。

超音波をどのように扱うのか、原理を調べると、センサを対向させて片側から超音波を出してもう一方で受信し、それまでの時間を測定する。次に、反対側から超音波を出して時間を測定する。反対方向に音が進む時間の差分がセンサ間の空気の動く速さ、つまりは風邪の強さとなる。原理的にはそれほど難しくはないので手頃な超音波センサが入手できれば実現性の検証はできそうだ。

先ずは開発を引き受ける前提で検討を進めることとした。

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