SoYuDCPower開発(33) システムダウン!!!!!

現在、バッテリの再生テスト中のディープサイクルパナソニックEC-EV500D5Aバッテリが4個ある。それらを運用中のオフグリッドシステムのバッテリに組み込み、サイクル利用をしながら再生状況を評価することにした。

それに先立ち、ACDelcoM31MFx2で運用していた301基板(2号)の不具合を確認すると、電流値計測のためのシャント抵抗が破断していたので、それを交換するだけで復活させることができた。それも動作検証を兼ねて利用することにした。

現在、運用中の構成は以下の通り。
(1) Konce LiFePO4とバッテリコントローラ301基板(既存1号)
(2) ACDelco M31MFx2と300基板(既存2号)
(3) EC-EV500D5Ax2(1,2)と301基板(改修2号)
(4) EC-EV500D5Ax2(3,4)と301基板(新規4号)

その結果、直流バス電圧がバッテリ充電モードの電圧(49-50V)に高止まりする症状が発生した。夜はソーラーパネルは発電しないので、通常は放電モード電圧(46-48V)になるはずなのだが。

状況を把握するために、インバータの電源を入れた瞬間にオフグリッド直流電力システムが完全にダウンしてしまった。一体全体何が起こった!!!!????? これまで10年近く運用をしてきたが、初期の頃にはこういったシステムダウンは起きたが、システムが安定してきたここ5年間ほどは、完全なダウンは発生していなかった。

原因はバッテリコントローラにあることは確かなので、4枚の基板の状態を確認すると、
(1) アップ、ダウンのMosFETが2個とも貫通破壊、電流測定用の10mΩシャント抵抗断裂破壊
(2) アップ、ダウンのMosFETが2個とも貫通破壊、電流測定用の10mΩシャント抵抗断裂破壊
(3) 正常
(4) 正常
という状況だった。

今回壊れた301基板1号(左)と300基板2号(右)

(3)(4)を組み込む前までは(1)(2)は正常に動作していたので、原因が(3)(4)にあることは確実なのだが、正常な(1)(2)が壊れたのは痛い。何らかの不具合がある(3)か(4)が壊れたのなら(1)(2)で運用が可能なのだが、そうはうまくいかないところが世の常である。

いずれにせよ、早々に直さなければシステムが起動できない。とりあえず、ダウンのきっかけとなったインバータを起動させず、システムを稼働させて状況を把握することとした。

今回新規に作った301基板3号を(1)に、301基板5号を(2)に利用し、不具合があるだろうが壊れてはいない(3)(4)でシステムを起動することとして、新規に作った301基板の残りの1枚(3号)を(1)の301基板(1号)と入れ替えて動作の確認をしていたところ、何と!!301基板(3号)まで起動しない不具合が生じてしまった。。。。

(1) Konce LiFePO4とバッテリコントローラ301基板(新規3号):不具合発生!
(2) ACDelco M31MFx2と301基板(新規5号)
(3) EC-EV500D5Ax2(1,2)と301基板(改修2号)
(4) EC-EV500D5Ax2(3,4)と301基板(新規4号)

これは相当やばそうである。が、時すでに21時を回っているので、とりあえずは(2)(3)(4)で翌日まで恐る恐る運用をすることにした。

オフグリッドシステムがダウンすると、門灯が点かない、寝室のスタンドが点かない、作業部屋の時計が止まる、寝室とリビングのUSB電源(スマホの充電用)が落ちるという影響が出るので、システムは立ち上げておきたいのだ。それにしてもバス電圧が49-50Vという気持ち悪い状態は精神衛生上よろしくない。明日、早期に何とかしなければならない。

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