
M嬢はすらっと背が高く細面にストレートでロングの黒髪が美しい超美形。しおらしく部屋に入ると、空いていた創結マスターの左隣に腰を下ろした。
そして、テーブルの下で、いきなり創結マスターの左手を握りしめてきた。。。えっ!?
かなり動揺しつつも顔に出すわけにはいかず、ちらと彼女の横顔をうかがったが、表情にはそんなことは微塵も表れていなかった。当然、誰一人として気付くはずがない。
彼女は沖縄に戻って間もないこと。とある男性を追い掛けて東京に行っていたこと。若気の至りで反省したこと。。。などなど、身の上話など平気な顔をして話している。
これまで、ママに迫っていた教授陣を始め、悶々としていた所長も、皆で鼻の下を思いっきり伸ばして彼女の話に聞き入っている。
一方、彼女は、テーブルの下では、さかんに指を絡ませてくる。。。
創結マスターは気もそぞろで、彼女の話が耳に入るどころか、教授陣や所長に気付かれないかと気が気ではない。。。。。
果たして、この先、いかなる結末が待ち受けているのであろうか。。。つづく


