うちなー口講座 7

立派な亀甲墳

●台風

沖縄では、台風は突然発生することがある。2001年の台風16号もホテルで朝起きたら真上にできていた。どっから湧いてきたのか。確かに雨風は結構なものだが・・・

沖縄での台風はこんなものではないということだ。風速25m以下であれば、バスも運行しているので会社が休みになることはない。

ただ、バスが止まると会社や学校はみな休みになり、自宅待機になるそうだ。風速50mなんていったらとても歩いていられない。そうなると、みんな家でじっとしているそうな。映画館なども休館になってしまい、遊ぶところもないらしい。

さかえの常連さんのF先生(元高校の先生)は、宮古島出身。宮古では風速80mを記録したことがあるらしい。全てのものが吹き飛んだそうである。ちょっと想像もつかないすごさである。

●屋号

沖縄では屋号がある。屋号とは、家の識別子である。昔は、部落一帯が皆同じ姓のところも珍しくなく、そのため家に名前を付けた。この風習は、おそらく日本全国至る所で見られるだろう。

沖縄の屋号は、あだ名ということである。しかも、それを決めるのは自分ではなく近所の他人らしい。

一緒に仕事をしている沖縄支店の課長さんは「金城(きんじょう)」さんという。金城は、比嘉(ひが)などと並び、沖縄では極めてポピュラーな姓である。しかし、「金城」と書いて「きんじょう」と読む場合と「かなぐすく」と読む場合があるので、注意が必要である。

話題がそれたが、金城さんの屋号は「みんだりぃの金城」だそうだ。「みんだりぃ」とはなにか。。。。。「たれ目」のことである。そんなものが本人の意志とは別に勝手に屋号に付いてしまうのである。ちょっと怖い世界である。

しかし、屋号というものにはそれほどの重みはなく、変えることも可能である。しかし、変えたからといって周囲が受け入れてくれなければ、結局そのまま古いものが残ることになってしまう。

そして、究極は、墓の表札に家の姓と並べて、なんとこの屋号も明記されるのである。

ご存じのように沖縄のお墓は先祖代々を奉る日当たりの良い一等地にある。

年に一度は一族郎党があつまり、先祖さまにご挨拶する風習が今でも続いている。

こうして、未来永劫屋号は存続するのである。

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