劣化した鉛バッテリの再生検証を続けてきた。
前回は4個同時に再生するための治具を紹介したのだが、電源で充電しつつの再生は、なかなか進展しなかった。

おそらくは、充放電を繰り返して電流が流れる状況でないと、強固に付着したサルフェーションがなかなか除去できないのではないかという仮説を立てた。
そこで、運用中のオフグリッド直流電力システムのバッテリとしてシステムに組み込んで、日々、充放電を繰り返すサイクル利用をする中での再生を試みてきた。

オフグリッドシステムに組み込んでから70日余り経過した2026年元旦に調べた結果を上に示す。
午前中でありまだ十分にソーラー充電が行われていない状態だったので、電圧は12.3V程度と満充電とはなっていない。
それでも、3,4号バッテリは内部抵抗がそれぞれ4.9、6.3Ωと随分と改善されている。元々が45Ωだったことを考えれば劇的な性能向上である。
一方、1,2号バッテリは、当初から比較してほとんど状況は改善していない。
1、2号と3,4号では、入手時点の電圧に違いがあった点から、元々の素性に違いがあり、1、2号バッテリは再生が難しい程度の劣化が進んでしまっていたのかもしれない。ただ、入手時点の電圧は3、4号の方が大幅に低かったにもかかわらず、再生が進んだという点は、少々不可解ではある。
もうしばらく、現在の状況を継続して、再生状態がどのように推移して行くかを観察しようと思う。
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