久高島訪問記 其の3 (1)

- 記念日を神の島で過ごす -

○2002年6月2日(日)

記念日旅行

毎年、結婚記念日に旅行に出かけている。今年は沖縄。

本島南部の戦績を巡った後、安座真港から久高島に向かった。フェリーが就航して初めての訪問。フェリーくだかに乗るのも初めて。ただ、水浸しになった新龍丸もなつかしい。引退後、どうしたのか。

海はいたって穏やか。6月と言えば、沖縄では真夏。日差しが痛いほどである。

前回のミーバイを釣ったのが2001年12月末であるから、およそ半年ぶりの久高島である。

徳仁港に入るとイラブーガマが出迎えてくれる。左にカーブすると港が見えてくる。「帰ってきた」という感覚が最も近いのはなぜ?

これまでの2回は、自分一人での訪問だったが、家族5人で訪れるのはまた少し不思議な感覚。

3日の朝までの短い時間がけど、久高島に私が引きつけられる理由が家族に伝わるか。何にもない島のどこに惹かれるのか。きっと、分からないのだろう。

久高島上陸

静かに着岸したフェリーくだかから半年ぶりの久高の土を踏んだ。

懐かしさをかみしめながら、港から公園への上り坂を上がった。船の待合所兼売店の裏手には、こぎれいな食堂「とくじん」と向かい合うように食堂「けい」がある。

けいの前を通り過ぎて左に曲がり、さらに左に曲がると「にらい荘」にらい荘の前から北に向かう道に入る。しばらく行くと、左手が民宿「にしめ」。

ああ・・・この庭で、バーベキューをやったんだっけ。。。懐かしさがこみ上げてくる。

ゆっくりとまわりの景色を眺めながら、北に進む。まわりには、あまり人影はない。

同じフェリーに乗っていたカップルがクーラーバッグを担いで少し前を歩いている。

ゆっくり歩いても、10分ほどで集落を抜け、朱色の屋根の交流館に到着。

西銘館長が、にこやかな笑顔と共に、出迎えてくれた。

ついつい「ただいま」と言いたくなってしまう。

久高島の道案内のようになってしまった。。。。

久高島宿泊交流館

久高島振興協会が島の活性化のために作った宿泊施設。宿泊施設は、ホールも備え、舞台もある。(以前、宿泊部屋がいっぱいの時に、お世話になった)

建物の裏手(北側)にはグラウンドもできるという。(このときはまだ工事中だった。現在は、きれいに完成されている)

ピザ浜

交流館に荷物を置いてさっそく浜に出かけた。一番近い浜は、交流館から東に行ったところのピザ浜。リーフがむき出しになるくらい潮が引いている。しばし、貝拾いなどする。

前回のアカミーバイを釣りに行ったときには、リーフ内にごろごろと転がっていたウニが見あたらない。季節でこんなに変ると言うことか。
それとも、浜によって生態系が違うのか。ちょっと疑問。

ただし、うんこなまこはそこら中にある。黒くてにょろっとしていて見るからに「うんこ」。。。こいつらが、じわじわと動いているものだから、ちょっと異様な雰囲気。

夕食はとくじん

夕食は、徳仁港の丘の上の「とくじん」に。島でコジャレたレストランはここだけ。港の丘の上に建っていて、海がきれいに見渡せる。

壁には沖縄の魚をたくさん紹介しているパネルがはってある。沖縄の魚は、やっぱり赤が多い。

お勧めメニューは、なんと言っても「海ぶどう丼」。あとは、その日その日のお魚のメニューを聞いて、お勧めを紹介してもらうのがいいと思う。どこでも食べられそうな、代わり映えのしないメニューよりは、島の手作り料理のぬくもりが残る「お勧め」に限る。

巨大こうもり

満腹になって、薄暗くなった集落を歩いて交流館に向かった。水道塔(集落の北のはずれにある高いタンク)のあたりまでやってきたとき、頭上を結構大きなものが横切った。

えっ!?何だ、今のは。。。。

上を見上げると、羽を広げてゆうに1メートルはあると思われるコウモリが薄明かりの残った空に影絵のように舞っていた。そういえば、いつだかやんばるで日中木にぶら下がっている巨大コウモリを見たことを思い出した。巨大コウモリは、ちょっとすごい。

旅は道連れ、夜は宴会

家族で移動していると、どうしても地元の方々との接点があまり増えないところが、ちょっと寂しい。

交流館に戻り、シャワーを浴びて玄関前のホールを横切ると、船を降りたあとに見かけたカップルが島酒を飲みながら西銘館長と談笑していた。オープンな雰囲気だったものだから、ついつい息子と輪に加わった。
これが間違いだったか正しかったか。。。

カップルは、那覇から来たという。何故に久高島か。何となく行ってみようと思ったとのこと。それにしても、持ってきたのは「くら」(メジャーな泡盛)と、氷とつまみの入ったクーラーバッグのみ。。。なかなかすごい。

途中から奥さまも加わり、子ども達は寝かして宴会と相成ったことは言うまでもない。

結婚記念の旅行であることを告げると、彼女は外に出ていって、花を摘んで戻ってきた。小さな花束がかわいらしかった。

ボトルが空になると、空ボトルを振りながら「館長さ~~ん、無くなっちゃった~~」と言いながら彼女がおねだりに行くと、どこからか新しい島酒ボトルが出てきた。それを繰り返して、夜中過ぎまでボトルを3本開けてしまった。

翌朝、二日酔いに陥ったことは言うまでもない。

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