久高島訪問記 其の5 (6)

- ウパーマにとみぃを弔う -

2006年2月25日(土) つづき

カベールにご挨拶

交流館で自転車を借りて、先ずは北部に向かった。途中、ちょこっとたち浜に寄ってから、カベール岬まで。岬は、この時期にしては、比較的穏やかな波。岩の間から上がる間欠泉(?)にも、ちょっと期待していたのだけど、残念。

岬の先端の岩の上に立って、遠い太古の時代に、ここに降り立ったご先祖さまにご挨拶。

でも、個人的には、この場所は、ちょっと怖い感じがする。あまり長くとどまっていることができない。

北部散策

カベールからの一本道の両側は、背の高いクバ(ビロウ)の木が生えているが、枯れかけた木が多いのが気になる。

少し戻ったところの右手に、ほんの少し、草の切れた場所がある。そこが、御嶽の入口。ここがカベールムイ(名前については未確認)?

石灰岩が露出しており、かつては清水が湧き出ていたと思われ、水源に乏しい島内のとても貴重な場所だったと思われる。が、現在、水は枯れている。

久高島の御嶽に必ず立ててあるのが、この立て札。火を燃やさないでねと言うことか。

沖縄では、お祈りするときには、線香に火を付け、ウチカビ(紙銭)を燃やす。沖縄の線香は、ガムのように平たいちょっと変わった形をしており、ヒラウコー(平お香)という。

やっぱり、ここでもご挨拶。

ムラサキオカヤドカリ

自転車で道を走っていると、ヤドカリが道を横断していた。みると、みごとにあでやかな紫色をしている。これが、久高名物(私がそう考えているだけ)『ムラサキオカヤドカリ』。

いちばん最初に見たときには、それはそれは驚いたものだが、久高島に通ううちには、あまりにもあちこちでもかけるものだから、ヤドカリは道ばたを歩いているものとの認識ができてしまった。

やつらは、夜中に浜まで出て、尻をぬらし、また、丘に戻ってくると言う。それにしても、何のために、丘で生活しているのか。不思議な生き物である。

ウパーマ

カベールからの一本道が、右に別れるところがウパーマの入口。道ばたに自転車を停めて、低木の間を東に進むと、ちょっと小高い場所を越えると浜が現れる。ごつごつした黒い岩場の向こうにほんのちょっとだけ白い砂浜が張り付いている。

目の前には、広いリーフが広がっている。およそ1kmほども沖合であろうか。波の砕けているのが、リーフのフチ。そこから、急激に深くなっている。

そして、そこが、とみぃの亡くなったところ。

今日は、とみこも一緒だったので、とみぃには、ちょっとだけご挨拶して、明日、ゆっくりとくることを告げてウパーマを後にした。

ロマンスロード

ウパーマの入口から、ため池を左手に見ながら西に延びる道を進む。
右手に、雑然と粗大ゴミ(?)の置かれた一角があるのが、ちょっと気になる。

その先の整備された遊歩道の入口がロマンスロード。島の西海岸の岸壁の上をぐるっと廻っている。

東海岸のリーフとは異なり、切り立った岩に波が砕ける、まったく違った海の顔を見ることが出来る。

東海岸が、優しく包み込むような雰囲気なのに対して、西海岸は荒々しい、対照的な姿をしている。

東に『生』を、西に『死』を結びつけた先人の感覚が、とてもよく分かる。

クボー御嶽

ここは、久高島の中で、最も神聖な場所。男子禁制。でも、かつて、ちょっとだけのぞかせてもらったこともある。

しかし、このときは、立ち入り禁止になっていた。

なんでも、少し前に、本島のNPO団体が、無断で御嶽のクバの木を切るという暴挙を起こしたという。

なぜに、そのようなことを行うのか、まったくもって、理解に苦しむ。

おかげで、こちらの気持ちまで寒々しくなってしまう。

入口の前で、ご挨拶。

北部散策はここまで。一度、交流館まで戻り、自転車を置いて、集落の散策に出かけた。

 つづく。。。。。

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