- ウパーマにとみぃを弔う -
2006年2月26日(日) つづき
雨~昼食
午前中はずっとしとしとと雨が降っていたので、交流館で本などを読みながらくつろいで過ごした。沖縄で、こういう雨は初めてだった。
それでも、昼前には上がったため、とくじんまで昼食を食べに出た。
とみこは、昼過ぎの船で帰るというので、荷物をまとめて一緒に出た。
とくじんでは、あっさりと、沖縄そばを食べた。沖縄の食堂と言えば、テーブルに必ず置いてあるのがこーれーぐーす。好きな人は、そばでもチャンプルーでも何でもかけちゃう。
島唐辛子を泡盛に漬けたもの。見た目は、あまり辛そうではないのだが、実はかなり辛い。特に、島唐辛子の色が抜けて白っぽくなっていても、見栄えだけで判断してはいけない。
いちばん最初に沖縄でそばを食べたときは、独特の香りで、なんじゃこれ?って感じがしたものだけど、慣れると、あの香りがないと、物足りなく感じてくるから不思議。
見送り
まだ、ちょっと船の出航までは時間があったが、とみこは、早めに船に乗るというので、港で別れた。結局、1日半、行動をともにしたのであるが、聞いたのは名前だけ。
また、会う運命にあれば、いつか再開することになるだろう。
だから、久高島で会った人とは、名前以上の情報交換は、あまり意味をなさない。と、思っている。
とみぃのときもそうだった。でも、久高島で、再び再会した。それが、最後になってしまったわけだけど。
徳仁港の出口に当たるめーぎ浜の方に散歩していった。めーぎ浜は、かつてはもっとずっと広かったという。しかし、りっぱな漁港を作るために、砂浜を半分削ったら、潮の流れが変わり、残った砂浜がどんどん浸食されて小さくなってしまったという。

砂浜をぷらぷらしていると、ハリセンボンが打ち寄せられていた。すでに息絶えていたが、こんな魚がそこらを泳いでいるんだと思うと不思議な気がした。ここは、沖縄の海なのだから、青と黄色のアオブダイだって泳いでいるくらいだから、当たり前なのだけど。
などと、ぼ~~っと考えていると、エンジンの音が聞こえてきた。ニューくだかが出向したのだろう。防波堤沿いに徳仁港から外海に出ると、向きを本島に向けて変え、一気に加速して遠ざかっていった。

とみこさん、さようなら~~~ 機会があれば、また会おうね~ つづく。。。。。


