久高島訪問記 其の6 (8)

- 心で繋がる旅 序章 -

2008年6月14日(土)

何ものかが部屋に侵入を試みる

起きたら、やはり頭が重い。洗濯物は、さすがに乾いていた。頭をしゃっきりさせるために、シャワーを浴びた。

部屋中に散らかしてあった荷物をとにかく片付けて、ひとつのバッグに詰め込まなければならない。洗濯物も、きちんとたたまないと、ぜんぶが入らないような状態なので、丁寧にたたんで、順番に詰め込んでいた。

すると、部屋の外で、カチャカチャと鍵穴をいじる音が・・・・・

!!!!!! ど、ど、どろぼうか・・・ どきどき。。。。

しばらく、がたがたやった後に去っていった。

(あとで、犯人がTS子さんであったことが判明。私の部屋が301、TS子さんの部屋が401、ちょうど真上の部屋だった。TS子さんは、自分のフロアと間違え、3階の私の部屋をあけようとして、合わない鍵を鍵穴に入れて四苦八苦していたらしい。皆に言わなきゃばれへんのに、言っちゃうところがらしくてかわいい。(^o^)V)

朝食にさーたあんだぎとコーヒーを

あまり食べる気はしなかったのだけど、お腹に何か入れないと、体調が戻らないので、昨日手に入れていたさーたあんだぎを食べることにする。それにしても、うっちん茶は、さすがに合わないので、ロビーまでコーヒーを頂きに降りる。

すると、TS子さんが、今度は別のねぇねぇと、親戚のような雰囲気で話をしていた。このだれとでも親しくなるワザは、なかなかマスターできるものではない。さすが大阪で鍛えているだけのことはある。沖縄の血と大阪の生活が混じると、怖いもの無しではないだろうかと、一人で感心する。

コーヒーを入れて、お部屋に戻って、あんだぎを食べながら、カフェインを頭に注入すると、少しはシャキッとしてきた。

TS子さんは、その後、近所のお散歩に。IT美さんも、同じく近所にお散歩に。この二人、行動パターンが妙に似通っている。何かあるに違いない。

KHさんは・・・・どしてんやろ?きっと疲れた身体をむち打って沖縄まで飛んで、そのまま夜中まで引きずり回されたわけやから、爆睡しているに違いない。

商六のふーちばジュース

11時前に、荷物を束ねて、部屋を出る。

でっかいバッグはぱんぱかぱん。手には、一升瓶が2本、2リットルと500mlのうっちん茶のペットボトル。さらに、廊下の冷蔵庫に入れてあった、KKみさんからの、今晩用の差し入れおつまみパックを保冷用に包み直して提げた荷物がひとつ。
ひょえ~~~誰かにヘルプ出すんやった。

よろよろしながら、何とかロビーまで持って降りた。

すると、散策から帰ってきたIT美さんが、商六のふーちばジュースを差し入れてくれた。青汁に比べれば、よほど飲みやすい代物、というより、意外といける。これで、昨晩のアルコールはすっきりさっぱり分解や。

荷物を、皆のバッグに分散してもらい、TS子さんお気に入りのお店に向かう。平和通りからえびす通りに入り、路地をぐるぐるして、迷う。はいはい。これが、いつものTS子さんや。

話をしていると、TS子さんが連れて行こうとしているのは、どうも、IT美さんがふーちばジュースを買った商六ではないかと言うことになる。IT美さんの先導で商六に向かう。

ぴんぽん~~!

しかし、沖縄そば、ぜんざいを食べようと思ったものの、商六のメニューは昼からで、まだ始まっていないという。ざんねん。。。。。

ここで、TS子さん、IT美さん組と、KHさん、創結マスター組に分かれて、散策となる。

KHさんをつれて、市場通りのポイントとなるお店などを紹介。公設市場のとなりの「那覇一安いそーきそば」の宣伝に釣られて、ついつい入ってそーきそばを食す。¥350。確かに安い。それに、まあ、この値段なら、十分許せる味やった。

さらに、農連市場にまで、足を伸ばす。昼に近かったので、路上販売店はおおかた片付けられてしまっていたが、ちょっとだけ、雰囲気は伝わっただろう。もうちょっと早い時間に来ると、熱気いっぱいの、那覇の台所の雰囲気が味わえるはず。

開南のバス停の前を抜けて、TS子さん、IT美さんが行ったと思われる、えびす通りどん突きの喫茶店に向かう。案の定、女性二人は、まだまだ話に花が咲いていた。
でも、そろそろ出んと、バスに乗り遅れるで~ 四人で開南のバス停に向かう。

開南バス停38番志喜屋線

久高島に行くには、那覇からバスで小一時間。那覇ターミナルから出たバスは、市内をぐるっと回ってから南に向かう。市場通りの近くだと、開南を通るので、そこから乗り込むことに。

以前は、志喜屋線は、1系統しかなかったのだけど、今は2系統ある。安座真を通るのは、38番。12:27開南発のバスで、一路、安座真港に向かう。夕方の渋滞に引っかかると、やたら時間がかかったりするが、土曜日の昼過ぎならば、スムーズに走るだろう。14時安座真港発のフェリーには、余裕で間に合うはず。

開南から与儀、古波蔵、国場とまわる。これらの地名は、私が働いていた楚辺を取り囲むように散らばっている地名。な、な、なつかしい~~~~

バスには、最後部座席に4人並んですわる。まるで遠足気分や~~

それにしても、左座席に陣取ったTS子さんとIT美さんは、小一時間の間、ず~~~~~~~~~~~~~と会話を続けていた。その間、5秒と、無言の時間はなかった。女性のだべりパワー恐るべし。

それに比べて、KHさんは、後半は眠りに落ちていた。そんで私は、二人の会話をあっけにとられて眺めていた。(耳には会話の内容は入ってこんやった)

フェリーで久高島へ

ほどなく(小一時間も乗ってほどなくはなかろう~~)バスは安座真さんさんビーチに到着。

このあたりで、船長が迎えに来た車に乗せてもらったんやったっけ・・・・などと感傷に浸る暇もなく、かしましい女性陣の会話は、留まるところを知らず、港への下り坂を下りる間も続いたことは言うまでもない。

待合所は、のんびりした雰囲気。港には、高速艇の接岸する浮島ができていたが、全体的な雰囲気は、あまり変わらないか。さんさんビーチの方向には、高いフェンスが設置され、ビーチまでは見通せなくなっていた。

船の時間が近づくと、ぱらぱらと客が集まってきた。島の人は、少なく、観光客が多い感じ。おいおい。おねぇさん、水着で、浮き輪を腰にくっつけたまま、島に渡るんかい?っていうのも混じっている。それにしても、水着で島を歩くのは、ちょっと変でね?と一人ツッコミしてみても、むなしいだけである。

フェリーだったので、島に渡る車も2台。それにしても、ちっぽけな島に、車で渡って、何する気だろう。他人事ながら、気になってしまう。

フェリーの脇をクラゲが横切っていった。クラゲと言えば、普通は何も珍しくないミズクラゲだけど、今目の前を横切ったのは、水族館にいるような濃いえび茶色のような色をした個体。

沖縄では、クラゲさえ、カラフルに色づくんだねぇ。。。。

ゆっくりと、岸壁を離れたフェリーは、ゆっくりと、お尻を器用に回して向きを変えると、一路、久高に向けてスピードを上げた。

船の上部デッキは、適度な海風が心地よい。

なぜか、そこに立たなければならないような気がして、上部デッキの上がり口の階段の上に立って近づいてくる久高島を眺めていた。

海風に乗って、歌声が耳元を通り過ぎていく感覚を覚えた。

目を閉じると、赤いもやもやとしているイメージが浮かんだ。最初は、濃い赤だったけど、だんだんと薄くなり、黄色くなり、さらに淡くなって、最後にはほんわかした温かなイメージに変わっていった。

まぶたを開くと、フェリーは速度をゆるめ、徳仁港に入るところだった。右手にはテトラポット、左手にはイラブーガマが迫ってきた。

港の真ん中には、安座真港と同じように船を寄せる浮島ができている。さらに、前の空き地には、多くの鋼材が積まれ、クレーンが作業をしていた。まだ、何かを作るのだろう。

船のチケット売り場に上る車道の舗装はきれいなになっており、左側には歩道まで整備されている。何や、やたらこぎれいになっているではないか。こうして、どんどん風景が変わって行ってしまうんだなぁ。

<前へ>                   <次へ>

タイトルとURLをコピーしました