歴史探索(17) 八ヶ岳縄文遺跡

7日からみなさまより一足先に夏休みに突入しておりました。岐阜の仕事は、12日まであるのですが、とりあえず、体制からは外れましたので、お仕事しているみなさまには、申し訳ないと思いつつ、謹んでお休みさせて頂いています。ありがとうございます~ハート

夏休みに、自宅にくすぶっているのはもったいないと行ってきました、八ヶ岳。八ヶ岳と言えば、清里、野辺山と、毎年2~3回は通っているところなのですが、今まで、気にはなっていたけれども訪問機会がなかった縄文期の遺跡に行ってまいりました。

八ヶ岳南側の山麓には、縄文時代の遺跡が点在している。5000年~3000年前ぐらいの時代の遺跡群がたくさんあります。

これは、関西とはひと味違うところでしょうか。

個人的には、元々は、関西地域にも多くの縄文遺跡があったのではないかと思うのですが、その痕跡が残らないぐらいに破壊されてしまった結果、現在は、縄文期には人があまり住んでいなかったとされているのではないかと。

まぁ、個人の考えというものは、この際脇に置いておいて・・・・

出かけたのは、8月8日(土)夏休みの週末。それも、お盆週間の初日と言うこともあり、高速道路の大渋滞が予想されておりましたので、自宅を出たのが何と4時半!八王子インターから中央道に・・・・・・オーマイガ!

早朝の5時半でこの渋滞ですか・・・先が思いやられます。

ところどころで渋滞が発生するものの、それでも比較的スムーズに諏訪南インターで降り、第一目的地の尖石考古館に現着したのは7時半。会館は9時なのでまだまだ時間がある。そこで近所を散策すると、すぐ近くに竜神池とまぁそれっぽいものがあるではありませんか。。。。

直前まで大雨が降っていたのか、足元からは水が湧き出してくるようなビトビト状態ながら何とも空気のおいしいことか。

池のまわりを散策すると、早朝から散歩する方、犬の散歩に出ている方と行き交うのでありました。

森のあちこちからわき水が湧き出しているところです。きっと、太古の昔より人々の生活を支える水場だったのでしょう。

考古館の駐車場に移動して開館までの1時間程仮眠することに。窓を開けていても蚊が襲ってこないなんて、なんてすてきな環境でしょう。なかなか熟睡はできなかったものの、とりあえず頭はすっきり。

9時の開館とともに入館したのであります。私たち以外に客はなく、のんびりした雰囲気の中で受付のおばちゃんがていねいに説明してくださるのでした。感謝。

さっそく展示ルームに入ると、真っ先に目に入るのは、日本最古の国宝『縄文のヴィーナス』。

約5000年前に作られた土偶です。土偶というと、カエルの目をしたような宇宙人のような遮光器土偶が有名です。

土偶は女性をかたどったものがほとんどであり、かつ、身体の一部が壊されて出土するものがほとんどです。

そのため、身体の悪いところを直すための呪(まじな)いに使われたという説があります。また女性をかたどるのは、出産という非常に神秘的な行為を行えるのは女性だけということから、しかも子孫繁栄のためには、出産は欠くことができないという重要性を持つわけです。

そんな理由からか、女性の身体的特徴をデフォルメした土偶が多く出土しています。

そして、縄文のヴィーナスと呼ばれる土偶もりっぱなお尻を持っているのです。

ただ、極めて珍しく、壊れていない、完全体で出土している点は何を意味するのでしょう。謎です。

その他にも、重要文化財の『仮面の女神』もあります。

こちらは、右足が折れた形で出土していますが、折られた足を元のところに合わせて埋められていた(埋まっている間に折れたものではない)ということです。

そのほか、数多くの縄文式土器や黒曜石の鏃(やじり)など、数多くの出土品が展示されていて圧倒されそうです。とくに、巨大な縄文式土器は、5000年前とは思えないような感性の爆発とも思えるような荒々しいけれどもほとばしり出るようなエネルギーを感じるのです。

その他にも、本などで紹介されている有名どころの土偶が展示されており、一見の価値有りです。

そして、考古館の裏に出ると与助尾根遺跡があり、そこには何棟かの縄文時代の居宅が復元されています。遺跡からは、まるい住居跡といろり跡が出てくるだけなので、はたしてこのような姿だったかどうかは同時代に生きた人にしか分からないものでしょうが。

それにしても、芝生の上の、何とものどかな大地でした。

考古館の前の道を渡ると尖石遺跡があり、少し坂を下りたところには、その地名の元となった『尖石(とがりいし)』があります。

石の四方には、皮をむいた柱が立てられ・・・・・これって、諏訪大社の御柱????

そうなんです。ここは、諏訪大社と同じ文化圏。諏訪大社の御柱は有名ですが、諏訪周辺の地域の古社は、全て御柱があるのです。神社の四方に柱を立て、7年に一度立て替えるという文化が、太古より、脈々と続いているのです。

諏訪大社と言えば、大国主の息子と言われる建御名方神(たけみなかたのかみ)を祀っているところ。

縄文文化と出雲の接点がこんなところにも見え隠れするのです。

縄文文化と言えば、環状列石。日本版のストーンサークルと言った方が分かりやすいでしょうか。

柱状の石を立てる文化は、縄文時代特有のものです。真ん中に男根状の石柱を立て、その周囲に放射状に長い石を並べた遺跡があちこちから出土しています。それは、まさに生殖を表した、そのものずばりの形態模写としか思えないものです。

これは、奈良の飛鳥地方の古い神社、飛鳥坐神社などに繋がる文化ではないかと思えるのです。今でも、おんだ祭りという神楽で生殖行為を奉納する形で継承しているものではないかと。

そして、その後、石柱がデザイン的に洗練され、巨木を立てる文化に変化していくのではないかと、個人的には思っているのですが。。。。

横道にそれました。。。。

そして、八ヶ岳山麓には、環状列石で有名な遺跡もあります。マニアなら、一度は訪問したいという阿久(あきゅう)遺跡

中央高速の工事に際して発見され、発掘調査が行われたところですが、現在は、地中に埋め戻されており、列石を見ることはかないませんでした。水のしたたるような生命感にあふれた森が静かにその上を覆っておりました。

もう少し、いくつかの遺跡を廻りたかったのですが、既に昼近くになっており、早めに帰らないと大渋滞に巻き込まれると思ったため、一路帰路についたのでありました。

国道20号線をしばらく走ったのですが、中央線「青柳」駅近くの金沢という集落を通り抜けた際、国道をまたぐ電線全てになにやら三角形の赤い札が。。。。

これは、いったい何ものなのでしょう。もし、ご存じの方がいれば、お教えください。電線には、高いもの、低いもの、全てにつけられていたので、単なる注意喚起とは違う意味合いがあるように思えました。

そして、甲府に。目的は、桃。

甲府と言えば、一宮の桃。。。。せっかく、この時期に信州に来たからには、桃をゲットせずして帰れるものか。しかし、贈答用の桃はスーパー高価。そこで、形の悪い家庭用のものを探したけれども結局見つからず。家庭用と言いながら、ちょっと打ち身があるようなものでも1個200円以上もするようなものしか見つからなかったのでした。

地元では、家庭用のものが流通すると聞きますが、それを入手するすべをご存じの方、ぜひ、こっそりとお教えくださいませ~

何を隠そう、桃は、私がいちばんに愛する果物なのであります。。。。

こうして、早めに帰路についたおかげで、夕方早くには自宅まで帰り着き、夏休みの初日を堪能したのでありました。めでたし、めでたし。。。。。

超長文にお付き合い頂いたみなさま、どうもありがとうございました。。。。

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