中国に注文していたリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)バッテリがようやく到着した。25.6V100AHという仕様のもの。オフグリッド直流電力システムに初めてLiFePO4を導入したのが2022年10月23日なので、ちょうど2年ぶりに2代目のLiFePO4になる。

2年前に同仕様で購入した価格が 49,751円 だったのに対して今回の購入額は 33,243円 と33%も安くなっている。LiFePO4バッテリにおける中国の価格破壊は強烈である。

ただ、購入したのが 2025/9/10 で到着したのが 2025/10/25 だから1ヶ月半もかかったことになる。このサイズのバッテリは空輸できないため、船舶輸送になるので40日ぐらいはかかることを覚悟していたので問題はないのだが。Amazonでも同様にバッテリは日本倉庫からの出荷ものが販売されているが、価格はどうしても高めになってしまうので、時間的余裕があれば中国から直接購入した方がお得に入手が可能だ。
ただ、AliExpressのショップの表記はかなりいい加減なので、今回も購入する前に仕様についてと、データシート、取説を事前に提供してくれるように直接依頼して入手した。その際のやり取りで、どのように利用するかなどこちらが安全に取り扱う技術を十分保有しているかどうかを確認する姿勢が見られたので、信頼できるショップと判断した。
到着してさっそく状態を把握すると、26.2V 75% という表示だった。これが 50%以下だと、品質管理に問題があるが、きちんとしていることがわかる。逆に満充電だと、余計心配になる。リチウムイオン電池は満充電で保管するのはあまり推奨されない。SoC 3~7割 で保管するのがバッテリにとって最もストレスがない状態と言われている。
さっそく充電する。LiFePO4専用充電器は補注していないので、車の鉛バッテリ向けのものを転用する。ただし、あまり大きな電流は流さないよう注意が必要。更に、バッテリ電圧が 29.2V を超えないように十分注意しなければならない。過充電はヘタすると発火の原因となる。
3時間ほどで満充電となった。


オフグリッド直流電力システムでは、バッテリコントローラは3台分のスペースがあるが、現在、すべて使用している状態で空きがない。このバッテリを組み込むためにもう2台分のコントローラを増設できるように拡張する必要がある。組み込む作業については、別途レポートすることとする。


